財産をもらったときの贈与税について 

贈与税の基礎控除額は、年間110万円!
贈与税は相続税より高い税金です!
平成13年から基礎控除額が110万円に改正されました

親・兄弟・親戚・他人など個人から現金・土地等の財産を貰った場合には、原則として贈与税がかかります

【贈与税はどのように計算するのか?】
  1月から12月までの1年間に、個人からもらった財産の合計から60万円(基礎控除額)を控除した残額に贈与税の税率(10%〜70%)をかけて計算します。
贈与税=(贈与財産の合計額ー基礎控除110万円 )×税率ー控除額
贈与税の速算表)
課税価格 税率 控除額 課税価格 税率 控除額
150万円以下 10% 1,000万円以下 45% 1,400,000
200万円以下 15% 75,000 ,500万円以下 50% 1,900,000
250万円以下 20% 175,000 2,500万円以下 55% 2,650,000
350万円以下 25% 300,000 4,000万円以下 60% 3,900,000
450万円以下 30% 475,000 1億円以下 65% 5,900,000
600万円以下 35% 700,000 1億円超 70% 10,900,000
800万円以下 40% 1,000,000
【贈与税の計算例】

@100万円の場合    100万円−110万円)× 10     = 0

A500万円の場合    500万円−110万円)×30%− 475,000695,000

B1,000万円の場合  1,000万円−110万円)×45%1,400,000=2,605,000

C3,000万円の場合  (3,000万円−110万円)×60%3,900,000=13,440,000


相続税の基礎控除額は
5,000万円+1,000万円×相続人の人数で計算されます。

最低で58,000万円ぐらいの財産には相続税はかかりません。

贈与税の基礎控除は110万円しかありませんし、税率も贈与税のほうがはるかに高い超過累進税率になっています。

 *相続税の税率(800万円まで10% 1,600万円まで15%  3,000万円まで20% etc

平成15年度の税制改正で、2500までの贈与税の免税制度が導入される予定です